カタルーニャ農家に嫁いだあっぱれ小僧 |
by TessinS
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耳の話からおじいちゃんの話になっちゃったけど、去年までの学校はそんな所だったんだ。
次は、今ぼくが行っている学校の話をしようと思うんだ。まあ、前いってた学校と似たようなものなんだけどさ。いちおう説明しとこうと思うんだ。前の学校の隣にあるんだ、今行っている学校は。 でっ、そこからも4km 離れた家が見えるし、働く農家の人達も見えるんだな-、やっぱり。多分ああいう景色っていうのは、ぼくが世界のどこにいてもついてくるっていうたちのものだと思うよ。 今行っている学校はフランセスク・リバルタっていう名前なんだけど、これもチンタラした名前だと思わないかい。フランセスク・リバルタっていうのは、ソルソーナで生まれた画家なんだけどさ、やっぱこんな名前もひどいよ。 ぼくだったら絶対に人の名前なんていう代物はつけないと思うね。まして学校かなにかには。でっ、そのフランセスク・リバルタだけど、奴さんソルソーナでは死ななかったんだよ。第一に奴さんはここで生まれたけどヴァレンシア方面でずっと過ごしていたんだ。生まれた町を見捨てるようなそんな奴の名前を、町に唯一ある高校につけるなんて未練がましいよ、少し。そう思わないかい、君は? まあそれはいいとして、まず最初にここにいる先生達の話をしようと思うんだ。なんせ結構面白い先生がいるんだ。まず話とかなきゃいけないのはマルセリ-とリカルドのことだなっ。 マルセリ-っていうのは昨年、つまりぼくが高校1年の時のスペイン語の先生だったんだけどさ--カタルーニャでは公共語がカタルーニャ語とスペイン語なんだ。でっ、英語なんていうのは第2外国語、でその他にラテン語何かもあるんだ---なのにマルセリ-っていう奴はカタルーニャ出身だからスペイン語があまり上手くないんだ。でっ,そのマルセリ-が歴史の先生リカルドっていう奴と一緒に住んでいたんだ。 ちなみにリカルドはサラゴッサ出身だったんだ。二人とも独身で、前から友達かなんかで、ソルソーナにもちょうど一緒に来て住んでいたんだけど、最初聞いた時には本当に同性愛好者とかなんとかじゃないかと思ったもんだよ。でも結局そうでなくてね、二人の性格が全然違うんだよ。例えばだよ、マルセリ-っていうのはベジェタリアンでクラスでもあまり怒らないんだ。1年間一人もクラスから追い出さなかったよ。でもリカルドっていうのは肉食でクラスでいつも怒ってんだよ。クラス中全員が1年間で2回ずつ位部屋から出されたんじゃないかな。ちなみにぼくは5~6回出されたんだけどさ。でっ、学校へ来るのにもお二人さん違ってるんだ。リカルドは、すかしてアウディか乗っちゃてね、で“ラコスト ”なんかのカバンを持ってきちゃってさ、自分はどっかの王子さまと思って来やがるんだ。奴さんは出世タイプっていう感じだったね。でっマルセリ-っていうのはさっ“自転車は未来の乗物だ”なんて言いながら雨の日も、風の日も、雪の日も、雷の日も1、500ペセタ位するカバンをしょって来るんだから感心するよ、本当に。そんな二人なのによく一緒に住んでられると思ったことがしばしばあったよ。 そうだ、あのストの日も面白かったよ。ある時学校で働いている用務員や掃除のおじさん、おばさん達のストがあったんだ。それで先生達にはなんの関係もないんだけどさっ マルセリ-はストをやるために休んじゃったんだよ。全然関係がないのにだよ。それも奴さん一人でだよ。すごいよ全く。でっ、その日学校の帰りに奴さんに道端であったんだけど、奴さん右手にポップコ-ンかなにかの袋を持ってさ堂々と道を歩いてるんだ。で、奴さんに 「何で今日休んだの?」って聞いたら 「先生は今スト中なんだ」 「ハンガ-ストやってんですか?」って嫌味をこめてぼくが言ったら 「先生はそういう健康に悪いことはしないんだ」って、ポップコ-ンの袋を右手でふりながら言うんだ。あれには参ったよ。 でっ、次の日なんかさっ、 ストをやったかいがあったのか知らないけど、新しいカバンをしょってきたよ、奴さん。だけどこれも 1、700ペセタ位の代物だったけどね。まあ全体的にみて奴さんは、白玉をなくしてしまったビリヤ-ド台っていうところだと思うな。 『もういい加減にしろ』という声が上がりそうですが、まだ続くのです。。。
by tessins
| 2008-10-09 19:13
| 16歳の時の日記
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