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カタルーニャ農家に嫁いだあっぱれ小僧


スペインカタルーニャでのあっぱれ小僧の観察日誌。あっぱれ小僧が観察しているカタルーニャをKen Officeがご案内しています(旅行、通訳・翻訳、文化交流など)。        tessin@ken-sano.com
by TessinS
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日曜日のマヌケッぽい午後 -ボ-イスカウトのある日-1

この記事は、若いころにボーイスカウトへ行っていた時の経験をまとめているものです。
(16歳の時の日記から取り出したもの)。3段階に分けて紹介します。
                      
日曜日の午後なんていうのは本当にマヌケッぽいよ。まあそのマヌケさがいい場合もあるんだけど さっ、なんでマヌケッぽいかというとだよ、なにか人が暇だっていうか、休んでいるっていうか、どっちか知らないけど、ぼくにはものスゴイ感じがするんだよ、これが。
でさっ、ここカディ通り17番地でもけっこう迫力があるんだ。例えばだよ、いきなりぼくのおやじが「明日の朝食何だっけ?」なんて言い出すんだ。
「そうそう明日は月曜日だから100ペセタあげるからチョコパン買いなさい」なんておふくろが後を続けるんだよ。こんなのすごいと思わないかい?
ぼくのおやじとおふくろは日曜日っていうのは、一週間のまとめと次の週の予定を立てる日だと思っているんだから参るよ。一週間のまとめと次の週の予定を立てるなんていうと聞こえがいいけどさっ、本当にしゃべってる事なんて“だれだれの歯ブラシが何色だ”“グリーンジャイアントマ-ク入りだ”なんていいながら、それで歯を磨いて歯ぐきから血が出たら“こうぼうにも筆のあやまりさ”なんて言ってたりすると何がなんだか、とにかく気がめいるよ。
そこでまたぼくのおふくろが口を入れてきたんだな~。
「テッシン来週ボ-イスカウト何時から始まるんだっけ?」なんて急にそんなことを言うんだぜ。ぼくのおふくろはけっこうおしゃべりな方なんだ。一度なんか、これは日本での話だけど電話で3時間ぶっつずけてしゃべりまくったんだよ、それも毎日だよ。信じられるかい?それでおやじと兄弟達で対おしゃべり用の電話かなんかを、日本だからあるかな~とか思って、○I○Iとか、そごう大宮まで見つけにいったんだよ。でも結局そんな物はなかったけどさっ。まあ日本中とかさがせばあったかもしれなかったけど、そうまでしてまでもその電話を手に入れたかったわけじゃないんだ。でさっ、面白いのはさっ、ぼくのおふくろさんカタルーニャへ来てからは、長電話はけっこうしなくなったんだな。多分言葉のハンディから来ているんだなと、ぼくは見ているよ。まあ、あと5年もカタルーニャにいればまた長電話をしだすと思うよ。で、そんなことを思い出しながら思い出し笑いをしてたらさっ、おふくろさん今度はさっきの2倍位の声の大きさで
「テッシン来週ボーイスカウト何時なの~!」なんてどなるんだから心臓が5秒停止したような感じがしたよ。奴さん自分がしゃべってる時に他の人が自分に注意を向けていないと大きな声でどなるくせがあるんだ。そんなおふくろと小さい時から一緒にいるんだからぼくの神経が少々細くなっても無理はないと思うけどね。

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# by tessins | 2009-04-08 16:38 | 16歳の時の日記

今年もトリュフの苗木を植えました

今年もトリュフの苗木を植えてきました。今年の苗木は、去年のと比べるとかなり小さめだが生命力は強そう。今回も、1ヘクタールに250本。天気の様子をみながら、250本植え終えたらちょうど雨が降り出し、1日中降った。1平方メートルに40リットルぐらい降ったので、水をあげずにすんだ。
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去年の苗木は、ここまで育っています。1年でこれしか伸びません。ゆっくりゆっくりと伸びていく苗木、来年はどこまで伸びるのかな。
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# by tessins | 2009-04-07 17:13 | カタルーニャの生活

スペイン風オタク

この記事は、4Travelという旅行雑誌に掲載したもとになるものです。

数年前から、スペインではアニメが流行っている。テレビでも、ドラゴンボール、アラレちゃん、ドラエモン、クレヨンしんちゃん、キャプテン翼など色々懐かしいアニメが見られる。僕がスペインに住みだした頃は、ちょうどドラゴンボールが始まっていた頃だったので、クラスの友達に「次回はどうなるんだ?」とよく聞かれたものだ。
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12年前から、マンガサロン(Saló del manga)という催しをバルセロナでやっている。毎年5万人の人が訪れる。コスプレコンクールなども流行っていて、アニメキャラのコスプレをしていくと、入場料が無料になるという。コンクールで優勝した人は、名古屋で行われるワールドコスプレサミットに参加出来る。また、カラオケコンクールなどもあり、アニメソングを日本語で歌う。こういう人達の事をスペイン風オタクまたはフリーキーという。
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知り合いの中にも、普通はビジネスマンなのだが、このフェアーの時期になるとコスプレ変身してしまうオタクがいる。去年は、スーパーサイア人の格好をして参加したそうだ。ジュアンのアニメへの熱狂ぶりには、彼女も困っている。
# by tessins | 2009-04-03 17:13 | カタルーニャニュース

U2のコンサート

アイルランドの人気ポップグループU2がバルセロナへ来る。2009年のヨーロッパツアーをバルセロナからスタートするのだ。
6月30日にバルサのホームグラウンドカム・ノウスタジアムでコンサートをする。先週チケットを販売はじめたが、54分で9万チケットを売りさばいたそうだ。そして、2回目のコンサートも7月1日に予定しているというから驚き。
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U2といえば、アイルランドのダブリンで結成され、IRA(Irish Republic Army)や英国による北アイルランドの占領などの社会問題(Sunday Bloody Sunday)やマーティン・ルーサー・キングへのオマージュ(Pride)をソングテーマとしてきたグループだが、近頃の歌には昔の迫力がないと思う。
僕にとって、今のU2は50代の親父たちが集まり、金儲けをするために意味の分からない歌を歌っているようにみえる。もともと、こんなコンサートへ人達は何故集まるのか、単なるU2のコンサートへ行ったといえる事が目的なのか?ここまでもステータス思考なのかなと思ってしまう。
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ライブだと迫力が違うといわれるが、カム・ノウスタジアムの端から、U2のメンバーが豆粒みたいに見える場所にいてライブを満喫出来るというのだろうか?近頃の僕は、それだったら、家でテレビでコンサートを見ていたほうが良いのではないかと思うようになってしまっているのだ(老けている証拠ですかね)。

この様な、大衆が集まるコンサートは、あまり好きではない。人に乗せられるというのは、すごく簡単なのだが、自分でアイデアを練り人を乗せる方が楽しくて、意義があると思う。その方が、自分の勉強にもなるし、また経験ともなっていく。
近頃では、サッカーなども毛嫌っている。周りの人達はサッカーは「一つの感情で宗教でもある」とうるさいが、結局目的は、金儲けになってしまうのだ。
現在失業率が増え世界状況が怪しい状況でも、サッカー選手たちは、莫大な給料をもらっている。それは、サッカーを観戦する人達がいるから莫大な給料がでるので、もし観戦する人がいなければそういう事にはならない。僕一人でもこの様な流れに逆流しようと思っているこのごろです。
# by tessins | 2009-04-02 16:20 | カタルーニャニュース

世界一といわれるシェフ

フェラン・アドリアといえば世界的にも有名なEl Bulliのオーナーシェフ。料理は上手いが、話すのは下手と言われている。1996年から、3つ星をゲットし世界的にも活動をしている最先端をいくカタランシェフ。
僕も仕事の関係で、数年前に行った時は、この様な特選メニュー構成だった。
・イチゴとみかんのカンパリ
・円形オリーブの実
・グアナバナのクロカンティ
・カッパエビセン
・サーモンのコルテジー
・パルマ、パッション
・黒オリーブのワッフル
・アイスビスケット
・みかんのエッセンス
・ニトロイチゴ
・円形キャビアのメロン風味
・蒸したモッザレラブリオーシュのバラ風味
・イオガン、酒、アーモンド
・アーモンド、トマト
・アスパラのビネガー漬け
・グリーンピースと生ハム入りのラビオリ(ミント風味)
・ベーコン風ポテトスープと丸めたムール貝
・サーモンの腹身
・かきとスモークレーズンで仕上げたスープ
・茹でたペレチコス
・クリームコルメニーリャス
・カリックス入りの白魚
・鳥の足のクリスピー
・シナモン入りのケーキに蜂蜜メレンゲ
・桃のリキッド
・黒パレット
・フランボワーズ
・木
・葉
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普通の人では、到底食べきることが出来ないメニュー構成だ。
帰りのタクシーの運転手に聞いた話だが、カーブの多い帰り道で、もどす人もいるそうだ。

彼が今週、ニューヨークにあるCulinary Institute of Americaという世界でもプレスティージのある料理学校にて、「2008年最優秀シェフ賞」を受賞した。この賞をもらうのは、2度目の受賞だそうだ。
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そして、驚くことに今年から、その料理学校の科目の一つとして、カタラン料理を取り入れるそうだ。
今カタルーニャでは、「食」に力を入れている。カタルーニャ料理をどのように世界で認めさせて、なおかつ、カタルーニャに来てもらうというのが思考となっている。また、こういうイベントを利用しカタルーニャ産の製品を海外への輸出にも繋がらせようとしている。今回のフェラン・アドリアの「最優秀シェフ賞」受賞もカタルーニャにとっては、マーケティングになるので、カタルーニャ政府も全面的にフォローしている。

ただし、傾向としてミシュランガイドの星取得競技になってきている感じがする。マスコミにでればいい料理だと判断する考えには、僕は反対だ。
カタルーニャ料理を世界中にアピールするのはいいのだが、それだけではどうかなという気もする。事実、星をゲットしたレストランなどでも、常連の客に迷惑をかけるので辞退するレストランなども出てきている。

一つのニュースをもとに後ろの背景を理解するまでには、社会・経済状況を把握しなければならないのだが、理解しだすと結構面白いものだ。
# by tessins | 2009-03-27 18:05 | カタルーニャニュース


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