カタルーニャ農家に嫁いだあっぱれ小僧


スペインカタルーニャでのあっぱれ小僧の観察日誌。あっぱれ小僧が観察しているカタルーニャをKen Officeがご案内しています(旅行、通訳・翻訳、文化交流など)。        tessin@ken-sano.com
by TessinS
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黒トリュフの栽培

今年に入り、農家の仕事の一環で何かを栽培しようじゃないかという話をしてきた。そこで、何を栽培しようかなといった時に一番最初に頭にきたのが黒トリュフ。トリュフ菌を人工的に植え付けた苗木を植える、上手く木が育てばトリュフも自然と育っていく。
そんなに手間もかからないし、雑草などを年に数回刈ればよい程度だ。ただしネックになるのが黒トリュフを収穫出来るまで8年から10年はかかることである。つまり、30歳で植えたので、収穫は40歳程度の頃になるが、収穫の時期が始まると、35年間は収穫が続くといわれている。
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もともと、地中海気候で育つトリュフ。ギリシャ、ローマ時代から高級料理とみなされていて、地中海の産物として認められている。トリュフが育つには、海抜0mから1500mの条件が必要だ。
世界中の黒トリュフの生産量の90%はヨーロッパで生産されている。(フランス、スペイン、イタリア)スペインのトリュフの生産量は、フランスの次に多い4500ヘクタールで、年によっては、40トンも越す。
トリュフには色々な種類があるが、最も最高級とみなされているのが、Tuber Melanosporum(黒トリュフ)だ。この黒トリュフは冬12月から3月のみの収穫。この黒トリュフは身が引き締まっていてにおいが最高である。
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イタリアにしか出来ない白トリュフもあるが、これは栽培が不可能なため、一般庶民には手が届かない価格で販売されている。去年の売買価格だと、キロ当たり200万円とか。

黒トリュフの市場というのが、黒トリュフのように暗闇なのだそうだ。
トリュフを収穫する人達に話しを聞くと、普通のバルとかでトランプをしているおじさん達がいる。そして、夜中のある時間を過ぎるとそのバルがトリュフの取引所に変身しトランプをしていたおじさん達が取引をしだすのだ。
ソルソーナでもあるバルで取引が行われていたらしいが、数年前にその建物自体が取り壊しになってしまった。その後駐車場が出来たのだが、今でもその場所で取引が行われている。
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夏のシーズンにも収穫出来るトリュフが、Tuber Aestivum(サマートリュフ)。冬トリュフと比べるとにおいが多少落ちるが、価格的にはリーゾナブルだ。

まだカタルーニャではあまり栽培されていないが、ちょうどソルソーナにスペイントリュフ協会があり、トリュフの栽培に関する情報を与えてくれる。
苗木にトリュフ菌がついてるかついてないかも検査してくれるのでありがたい。

というわけで、今年の3月のある日、山に苗木を植えに行ったのだ。もちろん僕と嫁だけでは無理なので、嫁の家族と僕の一家にも手伝ってもらった。トリュフを収穫出来るようになったらおすそ分けという事で。1日で苗木250本を植えたが、次の日は半端じゃない筋肉痛だった。でもこれでちょっとはパジェスに近ずけたかなという心境で張り切っている毎日です。来年もまた『木を植えた男』じゃないが苗木を植えていきたいと思っている。

トリュフが上手く育つには、色々な条件が揃わないと無理だが、さてさて、本当に10年後に成るのか楽しみです。まあ、育たなければ育たないで、楢の木を250本植えたという事で満足。
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これだけ雑草も伸びると刈るのに大変。

カタルーニャのことわざで、こんなのがある『人が一生でやらなければいけない3つのこと:木を植えること、本を書くこと、子孫を作ること』。

・木を植えること:目的達成、ただしこの3,4年カタルーニャでは雨不足が続いているので植えた木が枯れる可能性がある。佐野一家と同じようにカタルーニャの土地にねずくようにと願をかけながら木を植えた。
・本を書くこと:自分が考えた事や経験をまとめる為にブログを始めたが、現代の本はブログという事で自分なりに納得している。
・子孫を作ること:今現在準備中です。

このことわざの意味は、我々が生まれてきた地球よりも、子孫の為により良い状況で残してあげようということだと理解している。地球環境が話題となっている今世紀、地球に存在する一人一人が3つの事をやりとげれば、少しは良くなるのではないかと信じている。

これからも木の生長をレポートしていきます。
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by tessins | 2008-09-04 00:32 | カタルーニャの生活
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