カタルーニャ農家に嫁いだあっぱれ小僧


スペインカタルーニャでのあっぱれ小僧の観察日誌。あっぱれ小僧が観察しているカタルーニャをKen Officeがご案内しています(旅行、通訳・翻訳、文化交流など)。        tessin@ken-sano.com
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ロンドン・サマースクール・2

まあ、いちおうぼくも最初の日は、初日ということもあってウエストミンスター・カレッジに行ってみたんだけど、パンフレットの見出しには“クラスに入るには16才以上から29才以下まで”と書いてあったんだけど、ぼくはその日32才位の奴らしか見なかったと思うよ。まあ、そんな人達と6週間も過ごそうっていうんだから泣けてきちゃったよ。だってなんせぼくのおやじやおふくろと近い歳なんだぜっ。これにはさすがのぼくも参ったよ。
で,次の日なんかさっ、もっとひどかったよ。
---あんなアホな日なんてのは、ぼくの人生の中にはけっこうあるんだけどさっ、まあロンドンのアホな日なんて書くのもいいと思ったんだ---,
まあそれはこういうことだったんだ。
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ロンドンに着いた次の日にウエストミンスター・カレッジまで行ったっていう所までは話したよね、で,その学校でクラスわけかなんかをするために試験をやったんだ。そうだよ、いつも試験だよ、君。いつもアホっぽい試験がぼくにつきまとうんだ。試験なんてこの社会の仕組みの“いとこ”みたいなものだよ、君。まあ、それはいいとして、ぼくもいちおうそのアホくさい試験をやったんだ。で、多分その時興奮してたんだと思うよ。
ぼくは興奮するとふざけるくせがあってね。なんせその時ふざけ出してたんだよ、ぼく。どうやってふざけてたかというとだよ、ボールペンで机をたたいたり、他の人の目をジロジロ見て、ぼくは君達より英語ができるんだぞ、なんて10世紀位前アメリカではやったようなヤボなしぐさをやっていたんだ。だけどだれもぼくのことを相手にしてくれなかったけどさっ

でっ、試験なんかさっ,2番か3番目位に出しちゃってさっ、まあその時は“90点位は可能だ”なんて思ったりしてさ。次の日なんか上級クラスに行くつもりで,新しいボールペンなんかをどっかの古くさい本屋で買ってさっ、学校へ行ったら,
「君のレベルではどのクラスへも行けませんから、もしよかったらお金をお戻ししますよ」なんてオカマッぽい顔をした奴がボーイ・ソプラノな声でいうんだよ。その時は本当に奴さんの顔がオカマびているように見えたよ。本当。でっ、ぼくはとっさに未来のことかなにかを考え出しちゃってさ
“ぼくはなんのためにロンドンへ来たんだ?”なんて、本当にあの時はあせったよ。だけどそのまま黙っていたらまあ、アホっぽいクラスへ入れてくれちゃったけどさっ。
イギリス人なんてのは、結構まぬけな生物達が多いんだ。なんせ島国だからね。島国にかぎって“伝統”なんて言葉を出して来やがるんだよ。この言葉にはぼくの細胞も自殺したくなっちゃうんじゃないかな。で、イギリス人なんてのはさっ“アッタカイビール”を昔から飲んでとか、交通は右側通行だとか、そんなので他のヨ-ロッパに通用すると思ってるから甘いよ,本当。言葉にしても同じだよ。
英語が今じゃ共通語だからって,奴っさん達、他の言葉を学ぼうとしないんだよ。そんなの人間の進歩を妨げるものじゃないかと思うな、ぼくは。だからってぼくが人種差別をしているわけじゃないんだ。





で、少し話をもどすとクラスの最初の頃は年よりばっかりだけだからとかいってさ、一人ぼっちでいて大変だったよ、君。本当,ロンドンなんかに一人ぼっちでいると、新潮文庫を一人で読んでいるのよりわびしいよ。なんでこんな面白くない町なんかに人が集ってくるのかなとか思ってさ。ピカデリー・サーカスに毎日通って、ぼくみたいな幸福を味わってる奴らかなんかを探してたんだよ。けっこう滅入っていたんだろうな、そんなことするなんて。それでも一人ぼっちでいたおかげでいろんな映画をオデオンに見に行ってしまったもんだよ。例えばシルベスター・スタローンの“Clifanger”,アーノルド・シュワルツネッガーの“The last action hero”,その他にも“Jurassic Park”なんて本当に面白くもないような映画をわざわざ人が多い土曜日なんかを選んじゃってさっ。3.50ポンド位も高く払っちゃってひどかったよ。人間なんてのは気が滅入っていると何をやらかすかわかったもんじゃないよ、本当だよ、君。

でも結局、後半には年配の友達ができたんだけどね。ほとんどがやっぱり地中海出身の人達だったよ。そんな中で、ぼくが思うにイタリア人ってのは面白い奴達だと思うよ。ぼくが知ってるイタリア人の中で、ぼくを笑わせなかった奴なんかいないんじゃないかなー。ぼくは年がら年中笑っているんだ。作り笑いとかじゃなくて小気味よく笑うんだ、ぼくって。例えばだよ、日本の学校かなんかで先生に怒られているだろう、そして本当なら真剣な顔をしてなきゃいけないのにさっ、笑っちまうんだよ。ぼくって顔の筋肉が笑うためにあるんじゃないかな。ひでえもんだよ。でっ、笑ったぶん、もっと怒られちゃうんだけどさっ。
例えばだよ,ロンドンで知り合ったイタリア人のピエランジェロなんていう奴も面白かったよ。今日やっと、ぼくが5カ月前位に出した手紙の返事が届いたんだ。イタリア英語でわかりにくいんだけどさっ、見てくれよ。

ピエランジェロの手紙,

24‐10‐1993,

Dear intelligent Boy
Hello Intelligent Boy (isn't true)
How are you? I'm very good, because I can't see you. The next
Christmas I come back in London for a week, it's “Wonderful"
I hope we can meet another time in the life in Italy or Spain.
I have been a good time in London last summer and I can't forget you because before I never meet a boy like you, you are very stupid or very nice, I don't know.
Well when I come in Spain I tell you and we can meet (Is the same for you)

P.S. Don't drink a lot, you are a baby. Bye Bye.
Pierangelo

---原文のまま---



なんてこんなことを30才のおっさんが言ってんだよ。参るよ。で、少し手紙の説明をするとだよ、最初の部分のHello intelligent boy っていうのは、ぼくがロンドンではいつもいきがって“I'm the best”って言っていたからなんだ。
ある時なんかイタリア人のおばさんがさっ、“I'm the best”ってぼくが言ったのを聞き間違えて“You are the pest?”なんて言い出しやがって、クラス中で笑いこけてさ本当に参ったよ。
次の部分だけど、ピエランジェロ、奴さんが言うように、ぼくも奴さんを見ないですむからすごく健康なんだ、本当だよ。強がりを言ってるんじゃないんだ。まあ、強がりを言うこともたまには大切だけどね。

最後の部分は打ち上げでぼくが飲みすぎちゃってさっ、ロンドンからバルセロナまで二日酔いを持ってきちゃって、あの時は苦しくて本当に参ったよ。飲みすぎるなっていうのは、そのことを言ってるんだ。でもイタリアっぽくていい手紙だよね。
その後まだピエランジェロとは行き合ってないんだ。だけど彼のいいところはさっ、自分で“ぼくにはノーマルじゃないところがある”って自覚している点だよ。例えばだよ、ロンドンにいた時の話だけど、オックスフォードに見物しに行ったんだ。でっ,オックスフォードにある教会に一つの石像が立っていたんだ。
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その横にガードマンがいたりしてさっ、でっ、そのマヌケな石像の足がぼくの目の前にあったからさ,ピエランジェロに
「奴さんの足臭いぜ。なんせ何世紀も同じ靴はいてんだからな!」って、冗談で言ったらピエランジェロが本気にしてさっ、二人で奴さんの足をかいでいたんだよ。そしたらガードマンが来ちゃったりしてさっ,
「二人で何やっているんですか?」なんて聞かれてさっ、そしたらピエロがイタリアなまりの英語で,
「奴さんの足のにおいをかいでいるんです。イタリアチーズのにおいがするんですよ」なんて、あれには参ったよ。でっ、そのガードマンはあきれて行ってしまったんだけど,ピエロはこう言ったね,
「あのポリス、イタリアチーズのにおいをかがないなんて、よっぽどどうかしているよ」って、
こうとも言ったんだ,
「君にとっては普通だけど、ぼくには普通じゃない。ぼくにはノーマルじゃないところがあるからね」なんてね。けっこう自覚してるんだな。
今度ミラノの近くにある奴さんの家までヒッチハイクで行ってみようと思うんだけど、キット、長居はできないと思うなっ。なんせ奴さん30才なのに,まだおやじとおふくろと住んでるんだよ。
まあピエランジェロっていうイタリア人はそういう奴さ。君も奴さんとなら気が合うと思うよ。

そうだっ,君は知らないかもしれないけど,イタリア人やスペイン人にかぎって授業に遅くつくんだ。例えばだよ,4時に来いっていうと必ず30分以上は遅く来るんだ。そのかわりに人が10分でも遅くつくとすると“何やってんだ”“遅いぞ”って本気になって怒るんだから参るよ,本当に。
地中海の人達の特徴だよ,これは。でさっ,クラスの半分以上が地中海の人達だからさっ,最後の方にはクラスが始められないっていって先生も遅くきだしたんだよ。こうも地中海の人たちに物事を動かす才能があったなんて知らなかったよ。
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by TessinS | 2008-07-05 15:07 | 16歳の時の日記
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