カタルーニャ農家に嫁いだあっぱれ小僧


スペインカタルーニャでのあっぱれ小僧の観察日誌。あっぱれ小僧が観察しているカタルーニャをKen Officeがご案内しています(旅行、通訳・翻訳、文化交流など)。        tessin@ken-sano.com
by TessinS
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ロンドン・サマースクール・1

カタルーニャでの夏休みは非常に長い。小学校から大学までほぼ3ヶ月は夏休みがあるのだ。大体6月後半から始まり、9月の中旬までが夏休みとなる。日本みたいにプール登校日などけちった日は無く、まるまる3ヶ月の夏休みなのだ。3ヶ月も休みがあるので、9月に入るともうそろそろ学校へ行きたくなるのである。この体制はスペイン政府の政策で学生のモチベーションを高めるものなのかな、と考えた事もあるが、まずそれは無いだろう。ちなみに社会人は、2週間から1ヶ月の休暇をとるので、8月に入るとバルセロナの街中も観光スポットを除いてシーンとしてしまう。

このストーリーは、中学生の時に長い夏休みを利用して一人でロンドンへ英語+人生勉強へ行ってきた時の日誌をまとめたものである。

ロンドン・サマースクール

今からはロンドンにチョイと寄って来た時の話をしようと思うんだ。
ぼくは、ロンドンに行く事になった理由かなんかを、自分達を大人とかなんとか認めている人間が書くようなやり方で書きたくないんだ。なんたって理由なんてのは書くのにめんどうくさいし、君にも楽しいものじゃないからね、キット。ただ、ぼくがここで書きたいのはロンドにチョイと寄ってきて何だったか? っていうことだけなんだ。
まずさっ、ロンドンに行った時、つまりバルセロナ空港を出発した時のぼくの格好を見せたかったよ、本当に。アンドラ(ピレネー山中の小国)かなんかで買った1500ペセタ位の帽子かなんかをかぶってさっ、けっこう気に入ってたんだ。ロンドンのどっかのマヌケなトイレにおいてきちゃったんだけど。
この帽子でいちおう格好つけてロンドンに旅立ったんだけどさ、飛行機の中でけっこう緊張しちゃってさっ。ロンドンについて考え出しちゃったんだ。
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ロンドンとは世界の中でも一番大きな都市で、とか、世界中の人間が集まって来るとか、よく都会に住む幼い少年が東北の田舎に住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんの家に一人で行くといったような時にやるしぐさを思い浮かべてくれればいいよ。まだぼくは本当に幼かったよ。なんせ当時15才だったんだぜ、君。自分でそんなことをやらかせていたんだから参るよ。まあそんなことを考えながら飛行機に1時間30分位いたんだから当然吐きたくなってしまったんだけど、結局吐かなかったけどね。ぼくはけっこう乗物に強い方なんだ。
そんなことをしているうちにヒースローについたんだ。ヨーロッパ域内の旅行っていうのは、けっこう早いもんでさっ,まあ陸続きっていうこともあるけど、すぐ目的地についちまうんだ。だからEC統一の発想とかがでてくるのもわかるけどね。



え~とそうだ、いちおうヒースローまではついたんだ。でさっ、ヒースロー空港から出るのがちょう大変だったんだ。なんせヒースローなんていうのはさっ、アホな廊下がやけに長いんだ。その時ぼくはさっ、着そうもない服なんかをさっ、いっぱいトランクの中に持っていたんだな。で、ちょうどエスカレーターが止まったり動いていたりしてたもんだからさっ、横のところを歩かなきゃいけなかったんだよ。いらない荷物をそこら辺に捨てることもできないからさッ。うんと大汗かいてまで歩いたんだよ。で、やっとついたと思ったら、バカなイギリスのポリスたちが入国書類かなにか、100問ずめしたような奴を出させた後に、同じような質問をまた聞くんだよ。何か月いるのかとか、どこに泊まるのかとかね。一人ずつ同じような長い質問をするんだ。本当にああいうのには参るよね。“麻薬を防止するため”なんてそんなことをいってる国に限って世界で一番麻薬が多いんじゃないのかな。まったくイギリスのポリスはいやらしかったよ。なんせそんな後でもまた同じような質問を出る時にするんだもんね。やっとヒースローから出たらさっ、まずなんか、どこから出てきたのかわからないような人間達がウロチョロしてんだよ、そこら辺を。で、そのハゲっポイ人間達の背がけっこう高くてさっ、ぼくなんかずっーと背伸びをしてなきゃなんなかったよ、本当。次にさっ、タクシー乗場でタクシーを拾ったんだ、いちおう。で,そのタクシーがさっ、例のオースチンマーティンだったんだよ。ガソリンの燃費効率なんて、ちょう悪いのにさっ、“伝統”なんて言葉持ち出してきてさっ、オースチンマーティンを意地で使っていたって感じだったね。で、そんなオースチンマーティンのタクシーに限ってメーターが見えないんだよ、後部座席からは。
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ひでえもんだよ。君、よく外国人が観光に行って、タクシーでボラレるからっていつもメーターを見てなきゃいけなくて、外の景色には一目もくれないというしぐさを見たことあるかい。ぼくはそれと同じしぐさをヤボにもやってのけてしまったんだよ。ひでえもんだよ。だけど、いちおうそのおかげで,タクシーの運ちゃんはぼくのことをボラなかったんだぜっ、多分。まあボラレたとしてもその人の一食分位があがればと思うとその日幸福に過ごせるよ、本当に。君も一回ぐらい試してもいいと思うよ。まあその間少し位はタクシーの運ちゃんとしゃべったりしたもんだぜっ。ぼくはちょうヤボにも,
「ロンドンにどの位の人が住んでいるんですか?」なんて黄色っポイ声で聞いてしまったりしたんだ。なんせその運ちゃんとぼくの共通点を見つけることができなかったんだよ。それで奴さんはこう言ったね。
「よく知らないけど、多分100万人位だろう」って、実は1200万人ぐらいいるんだ。彼は黒人だったんだけど、黒人というのは本当にユーモアを持っているよ。どっかのヨーロッパのはしくれの漫才師なんかよりはずっといいと思うよ。で、奴さんが
「ロンドンは始めてかい?」って聞いてきたんだ。
ぼくはもっとボラレるのもいやだったから
「いいや15回か16回目だね」なんて、本当は2回目だったんだ。
でさっ、知ってるふりをして
「あれがタワーブリッジだろう?」なんて、でも全然違ってたりして。
まあそんな話をしているうちに目的の家についたんだがね~、君。
ぼくはその“物(家)”を隣にある学校の“物置き”かと思ったんだよ。隣に変なチンケッぽい小学校がちょうどあったんだ。でさっ、もう滅入った気分になっちゃってさっ、大変だったよ。ぼくはすごく神経が細い方でさっ、緊張なんかすると生アクビかなんかが出てくるんだな。

そんなことで今でも家族のメンバーにいじめられてんのさっ。やっぱり天才にもどっか欠点はあるんだな。
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でさっ、やっぱりその時も足がすくんでしまってさっ、生アクビかゲップかしらないけど、そんなものがお腹の底から出てくるんだな~。よくオペラ歌手はお腹の底から声を出すっていうけど、あの感じだと思うな、キット。まあそれでファミリーの人達から
“Hello,how do you do?”なんて言われてもさっー、
---一人のおばさんと二人の子供が声を合わせて言ってくれたんだよ。すごく言いなれしてたっていう感じだったね---,
口が、死んで四日たった後のハエみたいに硬直しちゃってさっ、前に何回も練習していったのに何もでてこないんだな~、これが。この時やっと“青春の汗”っていう言葉の意味を悟ったね。

ロンドンサマースクール・2に続く。
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by TessinS | 2008-07-02 19:07 | 16歳の時の日記
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