カタルーニャ農家に嫁いだあっぱれ小僧


スペインカタルーニャでのあっぱれ小僧の観察日誌。あっぱれ小僧が観察しているカタルーニャをKen Officeがご案内しています(旅行、通訳・翻訳、文化交流など)。        tessin@ken-sano.com
by TessinS
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自己紹介みたいなもの 2

アッ、そうだ、なんでぼくがカタルーニャのソルソーナって所にいるかを書こうと思うんだ。
まずカタルーニャっていうのはだよ、大体、スペインのアラゴン地方とバレンシア地方と南フランスの間にある32,000平方km位の地域なんだ。
まず最初に、南フランスっていうのはだよ“今世界中が目を向けている”なんてピ-タ-・メイルのおっさんが言ってるけれど、そんなんじゃないと思うよ。なんせカタルーニャから近いもんで、チョクチョク車で200キロ位行くと南フランスなんだ。ピーターのおっさんの観察には感心するところもあるよ、だけどやっこさんの、意味が含まれているのか意味が含まれていないのかわかんないような書き方には参るよ。だけど本を読んでいてたまには好感を持った時もあるよ。なんでかっていうと、奴さんとぼくの家族のがけっこう似たような立場にいるからさっ。例えば奴さんとぼくのおやじの仕事なんかが同じだったんだ。なんせ奴さん、ぼくのおやじと同じように15年間広告業をして働いてさ、外国へ住むために退職したんだ。まあぼくのおやじの方は、平凡サラリーマンでピーターのおっさんみたいに海外を飛び回っていなかったんだけどさっ。その他にも200年位前の石造りの家に住んでいるっていうのも同じなんだ。ぼく達はネズミがその田舎家に出るとか、大家さんがケチだとかいう理由で2年位そこに住んでから、ここカディ通り17番地まで引っ越して来ちまったんだけどさ。ちょう、似てるところがあると思わないかい? そんなことを考えついて実行に移すのは、やっぱり日本人とイギリス人ぐらいだろうと思うよ、本当に。
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ぼくのおやじとピーター・メイルの違うところといったらさ、ぼくのおやじはスペインのカタルーニャで奴さんはフランスのプロヴァンスっていうのと、奴さんは本を書くためにプロヴァンスに来てもう書く用意ができてたっていう感じなんだけど、ぼくのおやじの場合はそんな用意はしてこなかったんだなあ~。“まずそこへ行ってから”なんて、何も先のことを考えず,すぐ行動に移すなんてところがおやじの特徴なんだ。まあそんなところだけなんだ、違いっていうのは。

スペインっていうと赤土の砂漠を思い浮かべるだろう? だけどそれがけっこう違うんだ。まあそういう場所もあるかもしれないけれど、いちおうスペインっていう国も、EC=EU(ヨーロッパ連合)に入る国だってことを知っていなきゃいけないよ。はしくれでも、一応ヨ-ロッパなんだよ。だけどヨーロッパの国にしてはイタリアみたいに政治が落ち着かなくてね。





まあスペインの政治がそんな風なんだからさっ、カタルーニャで独立をしたがる奴らも出てくる訳だよ。で、カタルーニャの自治州政府大統領がけっこうやりてでね。ジョルディ・プジョ-ルっていうんだけど聞いた事あるかな? けっこうバルセロナオリンピックの時とかにTVに出ていたんだけど。でっ、そのジョルディだけどさっ、独立派の奴らには“カタルーニャは独立するべきだ”なんて言ってんだけど、反対派の奴らには“カタルーニャは独立するのにはもう少し待たないと”なんてほざいてんだ。まったく参るよ。
今じゃ独立の“ど”の字も考えていないと思うよ。だから独立派の奴らに、道の標識とかに“Jordi Pujol traidor”(ジョルディ・プジョールの裏切り者)なんて書かれちまうんだな。

ちょっとハナシはとぶんだけど、奴さんとはぼくのおふくろがちょっとした知り合いなんだ。なんせぼくのおふくろっていうのはでしゃばりでね。ある土曜日に奴さんがソルソーナのどっかの企業のオープニングに来た時にさっ--ちょうどこの会社が,前に住んでいた田舎家のドまん前だったんだ--,おふくろがポリスたちをかきわけながら人のむれの中に入っていっちまったんだ。そしたら大統領がソルソーナに日本人が住んでいるなんて珍しいからって世間話をしだしやがってね、なんせソルソーナには7000人位の人口しかいないんだ。ジョルディの奴が“Encantado"(どうもはじめまして)っておふくろに言ったら、おふくろのやつがさ“Muy bien”(よくできました)なんてほざいちまってさ。本当は“Encantada”(はじめまして)っていいたかったんだけど、あわててそれしかでてこなかったんだって。
まだ住んで2カ月目だったんだ。だけど信じられるかい実況中継でTVとかラジオの前でカタルーニャ州大統領にだよ。まったく“めくらヘビにおじず”とはこの事だよ。

だけどこういうカタルーニャもいちおうまだスペインに属するんだ。もう君も知っていると思うけど,カタルーニャってのは独自のカタラン語ってのを持っているんだ。カタラン語ってのはスペイン語のナマリじゃないんだ。例えカタラン語をナマリ語とみてもラテン語のナマリになるね。大分違うけど、まあアイヌ語と日本語のちがいだと思ってくれればぼくはうれしいよ。で、ぼくの親達が、つまりぼくのおやじとおふくろだけどさ、ここカタルーニャに家族一家でカタルーニャ文化を体験するために住みに来たんだからさっ、ついてきちまったんだ、なんとなく。
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普通の日本人に言わせると“すごい”“度胸がある”“決断力おおせいだ”なんてインチキっぽい形容詞をならべるんだけど、はっきり言ってこれは無謀としか言えないでしょ。
だけどこの親達、ぼくに言わせると、ただわがままなだけでサディストだと思うんだ。なんせ自分達のやりたい事をやって、か弱い子供達に苦労させるんだからね、参るよ。こんなサディストな親、君見たことあるかい?
だけどさ、子供達なんてのはかわいいもんで、こういう風な人生の方が良かったと、うすうす感ずいているんだ。まあ、後10年か20年も経てばどうなっているかわかってくると思うよ。まあ見ていてくれよ、君、、、という事で,ぼくは今カタルーニャのソルソーナにいるんだ。

で、最後に話とかなきゃいけないのは、ちょうオリジナリティがあるぼくの兄貴についてなんだ。なんでかというとだよ、奴さん自分の事がこの日誌に出ていないとするとだよ、君、本当に奴さんチョコレート20枚位食べかねないんだ。奴さん怒るとやけ食いをするクセがあるんだよ、本当。
ある時なんかさアンドラ王国(ピレネー山中の独立小国)産のチョコレートをだよ、厚さ5cm位あるやつを3~4枚食いやがったんだよ、奴さん。まあこの時は怒っていたりなんかしてなかったんだけどさっ。でさっ、当然次の日はトイレの中で一日中過ごしたよ。だけど奴さんにはそんな事は関係ないんだ。とにかくあの時はものすごかったよ。まあ今では大分出世しちゃってさ、そういう事はめったにやらなくなったんだけどさっ、すっごい奴には変わりないんだ。なんせそんなにチョコレートを食った後でもだよ、歯を磨かないんだよ。奴さん1年に2~3回位しか歯を磨かないんじゃないかな。奴の歯にはもうキノコ達が密生していてもおかしくないと思うよ、本当。どっか“Green Giant"(緑の巨人)→(USAの缶詰めメーカーの名前)に似ているところがあると思わないかい。だけどさっ、面白いのはそんな奴でも自分の部屋だけはいつもきれいにしてんだな。なんかおかしいよね。例えばだよ、絶対に読まない本や絶対に使わないペンとかをだよ、きれいにデコレートかなんかをして棚の上においているんだ。まったく変な話だよね。でさっ、皮肉にぼくが
「その本どうだった?」とか、棚においてある本を指して聞くとするよ、そうすると
「まあまあだけどこの本のスタイルは俺には向かないな」なんて答えると思うよ。奴さんに皮肉をわからせるにはアインシュタインでも無理だと思うよ。それで、もっとひどいのは自分の部屋をきれいに見せるためにって,他のファミリーの部屋を汚して行くんだな。そうしないと落ち着かないんだろうな、キット。ひでえもんだよ。

おやじ・おふくろ・兄弟なんかが、あっちこっち出てきて、なんだかよく分からないかも知れないけど、こんな家族の中にいるんだからぼくが少し変わり者になっちまうのも無理はないと思うけどね。
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by TessinS | 2008-06-19 20:06 | 16歳の時の日記
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